ポルシェ911タルガ4(991後期)納車記|1,150km自走の燃費・費用・乗り味

車
ポルシェ911 タルガ4|オーナー納車記
4代目のポルシェ911は、黒い991後期タルガ4。
東京から福岡まで1,150kmの納車旅

2016年式・991.2 Targa 4 PDK / 納車直後の実走行レビュー

ポルシェ911、991後期型のタルガ4が納車されました。

991後期型カレラ、992前期型カレラ カブリオレ、992後期型カレラ カブリオレに続いて、これで911は4台目。いや、愛着を込めて「4代目」と書きたい気分です。

一度はポルシェを卒業したつもりだったのに、また戻ってきてしまいました。

今回は、2016年式の911タルガ4(991.2)を関東のショップで購入し、福岡まで約1,150kmを自分で運転して帰ってきた納車記です。これまで乗ったカレラやカブリオレとの違い、長距離での燃費、高速料金、そして翌日に襲ってきた疲労まで書いておこうと思います。

ポルシェ911 991後期型 タルガ
ポルシェ911 991後期型 タルガ
今回のドライブの概要
  • 車:ポルシェ911 タルガ4 PDK(991後期・2016年式)
  • 区間:関東から福岡まで、約1,150km
  • 所要時間:朝7時半ごろから22時ごろまで、休憩込みで約14時間半
  • 車載計測:1,125km時点で走行時間12時間27分、平均燃費13.0km/L
  • 給油:途中1回
  • 高速料金:合計約25,000円弱(今回の実支払い)
スポンサーリンク

991後期カレラから始まった、4代目のポルシェ911

最初に出会ったのは、白の991後期型カレラでした。

その車でドライブに出かけるたびに「この気持ちよさをオープンカーで味わえたら最高だろうな」という気持ちが大きくなっていって、次にたどり着いたのが白の992前期型カレラ カブリオレ。

実際にオープンで走る911はやっぱり格別でした。

ところが今度は、一度は赤いポルシェに乗ってみたいという欲が出てきます。そこで3代目は、カーマインレッドの992後期型カレラ カブリオレに。

ただ、あの鮮やかな赤で頻繁に街乗りをするのは、私にはなかなか勇気が必要でした。結局、開き直れなかったんですよね・・・。

それに何より、金策が必要になったこともあり、カーマインレッドの911は手放すことになりました。そのときは「これでポルシェライフも卒業だな」と本気で思っていました。

でも、その後も未練たらたら。

未練を断ち切ろうと、ポルシェグッズや写真まで片づけたりしていました。まるで恋人と別れたあとみたいです(笑)。

そんなとき、偶然見つけた黒い991後期タルガ4

そんなある日、ネットで見つけたのが今回の991後期型タルガ4でした。

いや、偶然というより導かれたような気もします(笑)。

「黒なら普段の街乗りでも気負わず乗れるじゃん」

「しかも、以前見ていたころよりずいぶん価格が下がってる」

「タルガも一度は乗ってみたかったし、将来の価値も気になる」

そんなふうに一気に気持ちが傾いていきました。購入を検討した際には、5年後の据置率が約70%になる残価設定の条件も目に入り、さらに背中を押されました。もちろん、これはそのときの支払い条件の話で、5年後の買取価格や査定額が保証されるという意味ではありません。

少々強引に話を進めた部分もありましたが、結局、購入を決めました。

スポンサーリンク

購入した911タルガ4(991.2)のスペックとオプション

今回購入したのは、2016年式の911タルガ4 PDK。991型の後期モデル、いわゆる991.2です。

ボディはジェットブラックメタリック、内装はボルドーレッドのレザー。黒いボディを外から眺めても、ドアを開けて赤い内装が見えても、気分が上がる組み合わせです。

991後期 ポルシェ911タルガ4 フロント
991後期 タルガ4フロント
991後期 ポルシェ911タルガ4 斜め後ろから
991後期 タルガ4 ちょい後ろから
991後期 ポルシェ911タルガ4 リアビュー
991後期 タルガ4 リア
モデル ポルシェ911 タルガ4 PDK(991後期型)
年式 2016年
購入時走行距離 約2.8万km
エンジン 3.0L 水平対向6気筒ツインターボ(2,981cc)
最高出力 370ps
最大トルク 450N・m(45.9kgm)
トランスミッション 7速PDK
駆動方式 4WD
外装色 ジェットブラックメタリック
内装 ボルドーレッドのレザーインテリア
車両重量 1,620kg(国内掲載諸元)
新車時の車両本体価格 1,610万円(税込、オプション別)

装備で特に気に入っているのは、スポーツクロノパッケージとボルドーレッドのレザーインテリア。ほかに、電動可倒式ドアミラー、前後のパークアシストとリアビューカメラ、フロントのドライブレコーダーなどが付いています。

ちなみにスポーツクロノは付いていますが、スポーツエグゾースト(スポエグ)は付いていません。今回のドライブで感じたエンジン音の印象にも、この違いは関係していると思います。

なお、表の基本諸元や新車価格は購入時の販売情報と国内カタログ掲載値を整理したものです。購入価格はここでは載せていません。

スポンサーリンク

関東のショップで納車。帰りは福岡まで自走することに

購入したのは関東のショップ。福岡から飛行機で向かい、帰りはそのまま911で帰ることにしました。

2026年9月、ちょうど台風25号が関東に接近していた時期です。天候が心配でしたが、納車当日は幸い小雨程度。無事に納車を終えて、その日は宿泊先のホテルまで運転しました。

久しぶりの911だったので、最初はちょっとあたふた。しかも東京の首都高がまったくわからない。正直、かなりガクブルでした(笑)。

それでも、ハンドルを握って少し走れば、やっぱり911。スポエグなしなのでエンジン音は「こんなものか」という気持ちもありましたが、それでも心地よいエキゾーストノートとハンドリングを楽しめました。

992カブリオレと比べたタルガ4の第一印象

これまで乗っていた992カレラ カブリオレに比べると、今回のタルガ4は少し加速が重く感じられました。

ただ、嫌な重さではなく、むしろどっしりとした剛性感があるような感覚です。もちろん、991と992では世代も違うし、今回のタルガ4は4WD。ボディ形式だけの違いとはいえませんが、乗り始めてすぐにキャラクターの違いを感じました。

以前のカブリオレではサーキットを走ったこともありますが、このタルガではやめておこうかなと思いました(笑)。

それよりも、この車では街乗りや気持ちのいい道をじっくり楽しみたい。そんな印象でした。

翌朝7時半、東京から福岡まで約1,150kmのドライブ開始

翌朝。台風が近づいている関東から、なるべく早く西へ向かいたい。

6時半ごろ起きて準備を済ませ、7時半ごろ出発。車のトリップ計測の開始時刻は7:26でした。

Googleマップでルートを確認し、ときどきGeminiにも相談しながら、目指すは福岡。シルバーウィークの渋滞も覚悟した、約1,150kmの一人旅です。

出発時は風も雨も思ったほど強くなく、ひとまず安心しました。

出発から約45分|やっぱり911のエンジン音がいい

走り始めてしばらくすると、さっそく「やっぱりエンジン音がいいなあ」と感じます。

スポエグがなくても、長時間聞いていたくなる音。納車直後のこの時間は、とにかく運転しているだけで楽しかったです。

出発後の911タルガ4のエンジン音。スポエグなし。ノーマルモードにて

途中で富士山もなんとか見れました。

ポルシェで見る雲に隠れた富士山

9:20ごろ|NEOPASA清水で最初の休憩

新東名を走り、清水パーキングエリア(NEOPASA清水)でトイレ休憩。

それにしても、パーキングエリアが大きい。ドン・キホーテまであってびっくりしました(笑)。

9:19のメーター写真では、出発から167.2km、走行時間1時間52分、平均燃費11.9km/L。順調な滑り出しです。

清水パーキングエリアにて
走行開始から約2時間、距離は170km弱
991.2の初陣長距離走行開始から約2時間、距離は170km弱

11:15ごろ|NEOPASA岡崎に到着

続いてNEOPASA岡崎で休憩。ここも大きなサービスエリアで驚きました。

NEOPASA岡崎
出発から4時間弱。東京からNEOPASA岡崎まできました。

関東から離れるにつれて雨は小雨程度に。ただ、このあたりからシルバーウィークの渋滞に巻き込まれます。

Googleマップの迂回案内で、まさかの高速降車

九州に住んでいると、新東名、東名、東海北陸道などの分岐はなかなか土地勘がありません。そこでGoogleマップの案内を頼りに走っていたのですが・・・。

途中で「より速いルートがあります」というような案内が出たので、提案されたルートを選択しました。

すると、なぜか高速道路を降りる指示が。

「もしかして事故渋滞で通れないのかな」と思いながらインターを降り、いったん高速料金を精算。次のインターから乗り直すのかと思いきや、案内されたのはUターンして、さっき降りたインターから再び高速へ戻るというルートでした。

いやいや、何のために降りたんだよ!(笑)

結果として走行距離をほとんど短縮できず、通しで走るつもりだった高速利用も途中で分断されてしまいました。

Geminiにも経緯を説明してみましたが、返事は妙に淡々としていて・・・。便利な時代になったとはいえ、知らない土地でのルート判断は最後まで自分で確認しないといけないな、と痛感しました。

仕方がないので再び渋滞へ。目指すは、まだまだ遠い福岡です。

14:35ごろ|宝塚北SAで遅めの昼食。538.6km走破

大阪を抜け、宝塚北サービスエリアで遅めの昼食にしました。ここも本当に大きい。寄る先々のサービスエリアの規模に、九州人としては驚きっぱなしです。

この時点でメーター表示は、走行距離538.6km、走行時間6時間11分、平均燃費12.2km/L。

お昼ごはんを食べて給油も済ませ、ようやく「半分近くまで来たな」という実感が湧いてきました。

6時間以上走っていても、911の運転そのものは苦になりません。まあ、腰は少し痛くなってきましたが(笑)。

宝塚北サービスエリア
宝塚北サービスエリアにて
走行開始から約6時間、距離は540km
タルガ4での長距離走行開始から約6時間(休憩別)
走行ルート

16:37ごろ|岡山・道口PA。走行距離718.3km

岡山県の道口パーキングエリアでトイレ休憩。

メーターには、7:26からの走行距離718.3km、走行時間8時間9分、平均燃費12.7km/Lと表示されていました。

出発からの経過時間は9時間11分なので、ここまでに休憩などで約1時間2分使っている計算になります。

「8時間運転した」という感覚と、実際の時計が示す時間が少し違うのは、こうした休憩時間の分なんですよね。

岡山県。道口パーキングエリア
岡山県。道口パーキングエリア
走行開始から約8時間、距離は718km
走行開始から8時間。タルガ4の旅は続く・・・

19:00ごろ|山口・下松SAで夕食

山口県の下松サービスエリアに到着。ここで夕食にしました。

東京を出てから11時間半ほど。体力的にはまだ意外と元気で、それ以上に「やっと福岡の隣県まで来た!」という気持ちの方が大きかったです。

ゴールが見えてくると、運転の気分もだいぶ楽になります。

下松サービスエリア
下松サービスエリア
長距離走行で頑張るポルシェ911タルガ4
タルガ4。まだ全然平気そうに走ってくれてます。

20:00ごろ|佐波川SAで休憩。平均燃費は13.0km/Lに

佐波川サービスエリアでもトイレ休憩。

20:00のメーター写真では走行距離961.1km、走行時間10時間51分、平均燃費13.0km/L。

約1,000km走って平均13.0km/Lという数字は、正直なところ想像以上でした。

走行開始から約11時間、もうすぐ1000km
出発から約11時間。1000kmまであと少し

21:36|1,125kmを走破。福岡まであと少し

21:36のメーター写真では、走行距離が1,125kmに。走行時間は12時間27分、平均燃費は引き続き13.0km/Lでした。

気づけば、福岡までもうひと息です。

22:00ごろ|約1,150kmを走って帰宅

そして22時ごろ、ようやく自宅に到着。

走行距離は約1,150km。7時半ごろに出発しているので、休憩を含む所要時間は約14時間半でした。

運転している間は、思っていたより疲れを感じませんでした。むしろ、久しぶりに911で長距離を走れた満足感の方が大きかったです。

ただ、ピカピカだった黒いタルガは、翌朝見るとすっかり長距離ドライブ後の姿に。ホイールのブレーキダストもなかなかのものです。

まあ、ポルシェのホイールは少し走るとこうなりますからね(笑)。

タルガでの長距離ドライブ後の写真
写真で見るとそんなに汚れてない感じがします。
991後期タルガ4 フロントガラス
見づらいですがワイパー範囲と範囲外で汚れが違います。
991後期タルガ4ホイール
ホイールのダストは1000km超え走行後にしては少ないぐらいです。

911タルガ4で1,150km走った実燃費と走行時間

今回は写真にトリップコンピューターの数字が残っているので、途中経過を整理しておきます。

記録時刻 走行距離 走行時間 平均燃費
9:19 167.2km 1時間52分 11.9km/L
14:35 538.6km 6時間11分 12.2km/L
16:37 718.3km 8時間9分 12.7km/L
20:00 961.1km 10時間51分 13.0km/L
21:36 1,125km 12時間27分 13.0km/L

※いずれも車載メーターの「7:26以降」の表示値です。走行時間には休憩などの停車時間が含まれないため、出発からの経過時間とは異なります。帰宅時の最終トリップ写真はないので、全行程の走行時間と燃費は厳密な確定値ではありません。

高速道路中心なら、3.0Lツインターボでも燃費13.0km/L

今回もっとも意外だったのは燃費でした。

出発時のガソリンはほぼ満タンで、途中の給油は1回だけ。高速道路中心の走行だったとはいえ、1,125km時点で平均燃費13.0km/Lというのは嬉しい誤算です。

もちろん、市街地でストップ&ゴーが増えればこの数字は変わるはずです。あくまで今回の高速道路中心・長距離走行での実測値として参考にしてください。

高速料金は約25,000円弱。移動費だけで比べるとどうか

高速料金は、途中で一度インターを降りることになった分も含めて約25,000円弱でした。

燃料代を合わせると、一人で移動するなら飛行機や新幹線より安いとは限りません。二人以上で移動する場合も、料金や燃料代、車の消耗、移動時間まで含めると条件次第です。

ただ今回の目的は、交通費を節約することよりも、納車されたばかりの911を1,000km以上運転して帰ること。

そう考えると、これ以上ない贅沢な帰り道だったと思います。

もっとも、同じことを往復でやりたいかと聞かれたら、絶対に嫌です(笑)。

タルガ4で長距離を走って感じたこと。疲れは翌日に来た

ポルシェ911なら1,150kmでも楽勝だったかというと、さすがにそんなことはありません。

運転中は驚くほど楽しく、家に着いたときも疲労より満足感が勝っていました。ところが翌日、今まであまり経験したことのない種類の疲れが一気に来ました(笑)。

アドレナリンで隠れていたものが、まとめて出てきたような感覚です。

今回のような一人での長距離ドライブは、十分な休憩や睡眠を確保するのが大前提。翌日に仕事や予定があるなら、途中で一泊する行程にした方がいいと感じました。

それでも、タルガ4のシェイクダウンだと思えば、いい思い出です。高速道路を淡々と走っても退屈しないところは、やっぱり911の魅力なんですよね。

まとめ|ポルシェ911タルガ4との4代目のポルシェライフが始まった

一度はポルシェを卒業しようと思っていたのに、また911のある生活が始まりました。

991後期カレラ、992前期カブリオレ、992後期カブリオレ、そして今回の991後期タルガ4。

4台とも違う楽しさがあって、どれも忘れられません。

今回の納車旅は、約1,150km・約14時間半の一人ドライブ。高速走行で見せた平均燃費13.0km/Lも印象的でしたが、何より「やっぱり911は運転していて楽しい」ということを改めて感じました。

もうそんな長距離を一日で運転するつもりはありませんが(笑)、これからは黒いタルガ4と、普段の街乗りや週末のドライブを楽しんでいこうと思います。

ひとまず、おかえり。ポルシェ911。

ほかの車のレビューは車カテゴリーの記事一覧にまとめています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました