Claude・生成AIに入力してはいけない情報|個人情報・社外秘の守り方

Claude・AIツールに入力NGな個人情報・パスワード・社外秘データを7カテゴリで解説。企業プランとの違いも。 初心者向けAI講座
お父さんから娘へのAI入門 vol.13
Claude・生成AIに入力してはいけない情報

個人情報・社外秘・ソースコードを守る実務チェックリスト

最終更新:

ClaudeやChatGPTへ仕事の資料を貼る前に、顧客の個人情報、社外秘、契約書、未公開情報、APIキー、非公開ソースコードが含まれていないか確認する。個人向けAIの学習設定をオフにしても、会社の利用許可や秘密保持義務がなくなるわけではない。この記事では、入力禁止データの判断基準、安全な匿名化、個人向け・法人向けプランの違い、誤送信後の対応を実務向けに整理する。

結論:「AI会社が学習に使わない」と「自社の機密情報を入力してよい」は別問題だ。会社が承認したサービス・アカウント・用途が確認できない場合は、業務データを入力しない。

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入力前の30秒チェック

  1. この資料は自分の情報だけか、顧客・社員・取引先の情報を含むか
  2. 社外へメール添付してよい資料か
  3. 契約、就業規則、顧客との約束で外部サービスへの送信が認められているか
  4. 会社が承認したAIサービスと業務用アカウントか
  5. 固有名詞、番号、秘密部分を削除しても目的を達成できるか

判断の基準:その文章を会社の外部掲示板へ貼れないなら、個人用の生成AIへも貼らない。迷ったら情報管理・法務・上司へ確認する。

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生成AIに入力してはいけない情報7カテゴリ

1.認証情報と秘密鍵

パスワード、ワンタイムコード、APIキー、アクセストークン、秘密鍵、接続文字列、Cookie、復旧コードは入力しない。コードの相談では、設定ファイルやログに混ざっていないかも確認する。

2.顧客・社員・応募者の個人情報

氏名、住所、電話番号、メール、顔写真、履歴書、評価、位置情報、顧客IDなど。名前を消しても、会社名・役職・地域・具体的な出来事の組み合わせで個人を推測できる場合がある。

3.要配慮情報・高リスク情報

健康診断、病歴、障害、信条、犯罪歴などのセンシティブな情報や、マイナンバー、本人確認書類、カード情報は特に慎重に扱う。AIで処理する必要性、法的根拠、社内手順を先に確認する。

4.社外秘・未公開の経営情報

発売前製品、価格戦略、売上、予算、買収、人事、取締役会資料、障害情報、脆弱性など。文章の要約やメール化が目的でも、未公開情報を外部サービスへ送る行為は変わらない。

5.契約書・法務文書・顧客から預かった資料

NDA、業務委託契約、訴訟資料、顧客の原稿やデータには、第三者提供や再委託の条件がある。契約書に「秘密」と書いていない資料でも、自由に入力できるとは限らない。

6.非公開ソースコード・ログ・システム構成

自社コード、脆弱性、サーバー名、IPアドレス、データベース構造、エラーログを貼ると、認証情報や顧客データまで混ざることがある。Claude Codeなどを使う場合は、対象フォルダと除外ファイルも確認する。

7.著作権・ライセンス上、送信権限がない内容

有料記事、購入した電子書籍、社内限定教材、他社の設計図を丸ごと貼らない。要約したいという目的だけでは、第三者サービスへ全文送信する権限にならない。

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母向け記事との違い:この記事は仕事のデータが中心

記事主な読者中心となる検索意図
ChatGPTに入力してはいけない個人情報スマホ・AIを使い始めた人口座、住所、医療、写真、詐欺から自分と家族を守る
この記事仕事でClaude・ChatGPTを使う人顧客情報、社外秘、契約、コードを安全に扱う

日常生活の具体例は、ChatGPTに入力してはいけない個人情報で確認できる。

個人向けAIと法人向けAIの違い

データの利用条件は、サービス名だけでなくプランと契約で変わる。2026年7月時点の公式情報では、OpenAIはChatGPT Business・Enterprise・Eduなどの業務向けサービスの入力・出力を既定でモデル学習に使わないと案内している。AnthropicもClaude for WorkやAPIなどの商用製品の入力・出力を既定でモデル学習に使わないとしている。

確認項目個人向けアカウント会社契約・法人向け
モデル改善への利用設定、フィードバック、安全確認などの条件を確認既定で学習に使わない契約が多いが、正式な条件を確認
管理者原則として本人組織管理者が保持・共有・監査を設定する場合がある
入力できる情報会社データは原則入れない契約だけでなく社内規程と利用目的に従う
保持期間履歴・一時モード・削除条件を確認組織の保持設定や契約を確認

法人向けだから何でも入力できるわけではない。最小限の入力、アクセス権、保存期間、接続アプリ、監査、削除手順まで決める必要がある。

ChatGPT・Claudeのプライバシー設定

ChatGPTの場合

  • 「Improve the model for everyone」をオフにすると、通常の会話履歴を残しながらモデル改善への利用を止められる
  • Temporary Chatは履歴・メモリ・モデル改善に使われないが、安全上の目的で最大30日コピーが保持される場合がある
  • Business・Enterprise・Eduなどは、組織データを既定で学習に使わない

Claudeの場合

  • 個人向けClaudeでは「Help Improve Claude」の設定を確認する
  • Incognito chatは履歴やメモリに残らず、モデル改善に使われないが、既定で30日保持される
  • Claude for Work・Anthropic APIなどの商用製品は、入力・出力を既定でモデル学習に使わない
  • 評価ボタンでフィードバックを送ると、関連会話が別の条件で保存・利用される場合がある

設定名や保持条件は変わるため、利用時点の公式ヘルプと会社の契約を確認する。

安全な匿名化は「名前を消す」だけではない

危険な状態置き換え例
株式会社〇〇の田中部長、福岡支店、56歳A社の管理職
顧客番号、メール、契約金額が残った表列自体を削除し、金額を仮の値に置換
本番URL、サーバー名、APIキー入りログexample.com、SERVER_A、SECRET_REMOVEDへ置換
契約書PDFを丸ごと添付許可を確認し、問題となる条文だけを抽象化して質問

ファイルにはコメント、変更履歴、非表示シート、作成者名、画像の背景などが残ることもある。安全に削除できたと確認できなければ、ファイルをアップロードしない。

安全にAIを使う7ステップ

  1. 目的を決める:要約、校正、コード相談など必要な作業だけに絞る
  2. 社内ルールを確認する:許可されたサービス、プラン、端末、用途を確認する
  3. データを分類する:公開・社内・機密・個人情報などの区分を確認する
  4. 最小化する:回答に不要な段落、列、添付、ログを削る
  5. 仮名化する:氏名、会社名、URL、番号、金額をダミーへ置き換える
  6. 送信前に再確認する:秘密情報検索、ファイルのメタデータ、接続先を確認する
  7. 出力も検査する:事実、著作権、個人情報、秘密情報の再出力がないか確認する

安全な質問テンプレート

実データを貼らず、構造や考え方だけを相談する。

次の文章は架空の例です。 固有名詞・金額・日付はダミーへ置き換えています。 目的:社外向けメールとして読みやすくする 条件:事実を追加せず、敬語だけ整える 本文:[匿名化した短い文章]
次のエラーは秘密情報を削除した再現例です。 本番データやAPIキーは含みません。 環境:[OSと公開可能なバージョン] 期待する動作:[内容] エラー:[必要部分だけ]

誤って機密情報を入力したとき

  1. 追加の入力・共有・フィードバック送信を止める
  2. 対象の会話、共有リンク、アップロードファイルを削除する
  3. APIキー、パスワード、トークンを直ちに失効・再発行する
  4. 会社の情報セキュリティ、個人情報保護、上司へ速やかに報告する
  5. 入力した情報、サービス、アカウント、日時、共有範囲を記録する
  6. 顧客・本人への連絡や法令上の対応は、担当部門の判断に従う

自分だけで隠そうとすると対応が遅れる。削除したから終わりと判断せず、会社のインシデント手順に従う。

よくある質問

Q.学習オフなら社外秘を入力してよい?
いいえ。モデル学習の設定は、会社の秘密保持義務、顧客との契約、個人情報保護、社内規程とは別です。
Q.名前を消せば個人情報ではなくなる?
必ずしもそうではありません。勤務先、役職、地域、年齢、出来事などの組み合わせから本人を推測できる場合があります。
Q.Claude Codeへソースコードを読ませてもよい?
会社が許可した契約・アカウント・リポジトリか確認します。秘密鍵、環境変数、本番データ、顧客情報を除外し、対象ディレクトリと権限を必要最小限にします。
Q.法人プランなら完全に安全?
法人向けの保護や管理機能は重要ですが、誤共有、過剰な権限、接続アプリ、端末、利用者の入力ミスまで自動で防ぐわけではありません。
Q.どこまで匿名化すればよい?
目的に不要な情報を削除し、残った組み合わせから本人・会社・案件を特定できないか確認します。判断できない資料は入力しません。

まとめ

  • 認証情報、個人情報、社外秘、契約書、非公開コードを個人用AIへ入力しない
  • 学習されないことと、入力許可があることを分けて考える
  • 会社が承認したサービス・契約・用途を確認する
  • 名前だけでなく、番号・属性・メタデータまで削除する
  • 誤入力時は削除だけで終わらせず、秘密の失効と社内報告を行う
この記事の作成・確認

OpenAI・Anthropic・個人情報保護委員会の公式情報を確認し、個人向け設定と法人契約を混同しないよう、仕事での判断手順として編集しています。

AI記事で出典と信頼性を示す方法は、AI記事のE-E-A-T対策でも説明しています。

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