シート以外でする・成功していたのに失敗する犬へ
犬がトイレを覚えない時は、失敗を叱らず成功回数を増やす
排泄しやすい時刻に同じ場所へ案内し、終わった直後に褒めるのが基本です。場所・広さ・掃除・生活リズムを整え、急な失敗では体調も確認します。
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先に結論
- 起床後・食後・遊び後など成功しやすい時刻に案内する
- 排泄が終わった直後、その場で静かに褒める
- 失敗中に大声を出さず、後から叱らない
- 失敗場所はにおいを残さず掃除する
- 急に失敗が増えた、頻尿・血尿・痛みがある場合は受診する
急にトイレ失敗が増えた時の受診目安
以前はできていた犬が急に失敗する場合、膀胱・腎臓・内分泌の病気、痛み、薬の影響、加齢などが関係することがあります。次の変化があれば、トレーニングをやり直す前に獣医師へ相談してください。
- 何度も排尿姿勢を取る、少量ずつしか出ない
- 尿に血が混じる、痛がる、陰部を頻繁になめる
- 水を飲む量や尿量が急に増えた
- 寝ている間に漏れる、歩きながら漏れる
- 下痢、便秘、嘔吐、食欲低下を伴う
- シニア犬で夜鳴き・徘徊・生活リズムの変化もある
尿が出ない、ぐったりする、強く痛がる場合は緊急性があります。排尿の回数・色・量を記録し、早めに動物病院へ連絡してください。
犬がトイレを覚えない主な原因
| 原因 | よくある状況 | 見直し |
|---|---|---|
| 成功する機会が少ない | 自由にした後で失敗に気づく | 排泄時刻を予測し、先に案内する |
| 場所がわかりにくい | シートの近く、別のマットでする | 面積・位置・素材をわかりやすくする |
| 褒めるのが遅い | 部屋へ戻ってからおやつを渡す | 終わった直後、その場で褒める |
| 失敗を叱られた | 隠れて排泄する、人前でしない | 叱らず、成功しやすい環境へ戻す |
| トイレが不快 | 汚れたシートを避ける、足が濡れる | 清潔さ、トレー、足場を確認する |
| 体調・加齢 | 急な頻尿、漏れ、間に合わない | 獣医師へ相談する |
犬は「家の中でしてはいけない」と最初から理解しているわけではありません。人が成功できる場所と時刻を用意し、正解を繰り返し伝えます。
排泄しやすいタイミングとサイン
RSPCAは、起床後、就寝前、食後、遊び・運動後、興奮後、留守番の前後などに排泄機会を作ることを案内しています。子犬は成犬より頻繁に必要です。
- 床のにおいを集中的に嗅ぐ
- 同じ場所を小さく回る
- 落ち着かず歩く、部屋の端へ移動する
- 遊びを急にやめる
- ドア付近へ行く
サインが出てから抱えて急ぐだけでなく、生活記録からサインが出る前に案内すると成功しやすくなります。
トイレトレーニングの基本7ステップ

- 記録する:食事、水、睡眠、遊び、排泄時刻を2〜3日書く
- 場所を固定する:犬が迷わず行ける静かな場所へ十分な面積を作る
- 先に案内する:起床後・食後・遊び後など予測した時刻に連れて行く
- 静かに待つ:遊ばず、声をかけ続けず、数分待つ
- 合図を付ける:排泄し始めたら「トイレ」など短い同じ言葉を使う
- 直後に褒める:終わった直後にその場で褒め、小さなご褒美を渡す
- 管理へ戻す:出なければ自由にせず、少し時間を置いて再度案内する
褒めるために排泄を途中で止めないよう、終わるまで静かに待ちます。成功後すぐ毎回遊びを終えると、外での排泄を我慢する犬もいるため、短い散歩やにおい嗅ぎを続けても構いません。
トイレシートと場所の決め方
最初から小さなシート1枚に正確に乗ることを求めず、失敗位置を含む広さから始めます。成功が安定したら、数日ごとに少しずつ面積を小さくします。
- 寝床・食器のすぐ隣を避ける
- 滑らず、犬が姿勢を取れる広さにする
- 人の出入りや大きな音が少ない場所を選ぶ
- シートを噛む犬はトレーやメッシュを検討する
- 老犬は段差を減らし、移動距離を短くする
場所を移動したい場合
一度に遠くへ動かさず、現在の成功位置から少しずつ移します。家の構造上難しい場合は、当面2か所に置いて成功を優先します。
失敗した時の正しい対処法
排泄中に見つけても大声を出さず、間に合う状況なら静かに正しい場所へ誘導します。終わった後に鼻を近づける、長く叱る方法では、何を直せばよいか伝わりません。
- 犬を別の安全な場所へ静かに移す
- 汚れを吸い取り、製品の説明に従って清掃する
- においを残さないよう十分に乾かす
- 失敗した時刻と直前の行動を記録する
- 次回はその時刻より少し前にトイレへ案内する
同じ場所で繰り返す場合は、その場所を一時的にふさぐ、食事・遊び場所へ変える、トイレ自体を近づけるなど環境を調整します。
子犬・成犬・シニア犬で違うポイント
| 段階 | 優先すること | 注意点 |
|---|---|---|
| 子犬 | 短い間隔で頻繁に成功させる | 長時間我慢させず、睡眠・食後を予測する |
| 迎えたばかりの成犬 | 最初は子犬と同様に管理する | 前の家との環境差で失敗することがある |
| マーキングがある犬 | 排泄との違いを記録し、対象を管理する | 少量を複数箇所なら別の対策も必要 |
| シニア犬 | 移動距離・段差・回数を見直す | 急な変化は病気や認知機能を確認する |
成犬だからすぐ我慢できるとは限りません。新しい家では場所も合図もわからないため、成功するまで監督範囲を狭くします。
留守番・夜間だけ失敗する場合
留守番中だけの失敗は、時間が長すぎる、分離関連の不安、環境音、体調などを確認します。カメラで犬の様子を確認し、吠え・徘徊・破壊・よだれもある場合は不安の相談が必要です。
夜間は、就寝前の排泄、寝床からトイレまでの照明と滑りにくさを確認します。シニア犬の夜鳴きや徘徊もある場合は、夜中に犬が吠える原因と対策も確認してください。
トイレトレーニングに役立つグッズ
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覚えたか判断する記録方法
日数だけで判断せず、「成功数÷全排泄回数」を1週間ごとに比べます。場所を広くした状態で成功率が上がったら、監督範囲やシート面積を少しずつ調整します。
| 日付 | 時刻 | 成功・失敗 | 直前 | 対応 |
|---|---|---|---|---|
| 例:7/18 | 7:10 | 成功 | 起床直後 | その場で褒めた |
| 例:7/18 | 10:40 | 失敗 | 遊び後 | 次回は遊び終了前に案内 |
数日失敗がなくても急に自由範囲を広げず、1部屋ずつ進めます。失敗が増えたら、罰ではなく前の成功段階へ戻します。
よくある質問
何日でトイレを覚えますか?
年齢、生活歴、排泄回数、管理できる時間で異なります。期限より、1週間ごとの成功率を見ます。失敗が続くなら環境か健康面を再確認します。
シートの上ではなく端にします
体は乗っていても排泄位置が外れることがあります。シート面積を広げ、壁際や犬が向く方向を観察します。成功後に少しずつ小さくします。
失敗した時に無視するだけでいいですか?
叱らず掃除するだけでなく、次に成功させる時刻・場所・監督範囲を変えます。記録が対策の中心です。
外でしか排泄しません
災害・悪天候・体調時に備え、室内トイレを教える選択があります。屋外のにおいや足場に近い素材から始め、無理に我慢させず専門家へ相談してください。
まとめ
犬がトイレを覚えない時は、失敗を叱るより、排泄しやすい時刻に同じ場所へ案内し、終わった直後に褒める回数を増やします。シートの広さ、位置、清潔さ、生活リズムを記録から調整してください。
以前できていたのに急に失敗が増えた、頻尿・血尿・痛み・飲水量の変化がある場合は、トレーニングより受診を優先します。
主な参考情報
- RSPCA:Toilet training your dog(英語)
- RSPCA:Training your dog to be left alone(英語)
- VCA Animal Hospitals:Senior Pet Cognitive Dysfunction(英語)
本記事は一般的な情報であり、獣医師による診断や治療の代わりではありません。
このページについて
家庭で複数の犬と暮らしてきた経験をもとに、失敗を減らすための手順へ整理しています。排泄には健康状態と生活環境が関係するため、急な変化では獣医師の判断を優先してください。



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