Claude Projectsの設定手順と活用例を解説。毎回説明し直す手間をなくす指示とナレッジの使い方とは。

Claude Projectsの使い方|設定・活用例を初心者向けに徹底解説【2026年最新】

✨ お父さんから娘への入門ガイド

Claude Projectsの使い方|設定から活用例まで
初心者向けに徹底解説

対象:WEB・AI初心者 / 読了時間:約14分 / 更新:2026年

シリーズ「お父さんから娘へのWEB・AI入門ガイド」第15弾
✉ お父さんから娘へ Claudeを使い続けていると、こんな不満が出てくるはずだ。
「毎回、同じ説明をClaudeに入力するのが面倒……」

「ブログの文体はこういうスタイルで」「私の仕事はEC運営で」「敬語は使わないで」——
同じ前提を毎回打ち込むのは時間の無駄だし、入力を忘れると回答がブレる。

そのストレスをまるごと解消してくれるのが「Claude Projects(プロジェクト)」だ。
使い方を覚えると、ClaudeがはじめてAIらしく「自分専用のアシスタント」に変わる。

Claude Projectsとは何か?

Claude Projectsとは、目的ごとに「指示」と「資料」を事前にセットしておける専用ワークスペース機能だ。一度設定しておけば、そのプロジェクト内のすべての会話に自動で反映される。

2つの核心機能で成り立っている。

機能名 役割 設定例
プロジェクト指示
Project Instructions
Claudeの動き方・口調・ルールを固定する 「常にです・ます調で回答して」「箇条書きを使わず文章で書いて」「SEOを意識した文章にして」
ナレッジ
Knowledge
Claudeに覚えさせておく資料・情報を登録する 自社の商品説明・過去記事のサンプル・よく使うテンプレート・業務マニュアル

この2つを組み合わせることで、Claudeは「毎回ゼロから始まるAI」から「自分のことをわかった上で答えてくれるAI」へと変わる。

📚 新人スタッフへの業務説明に例えると

通常のチャット=毎回「うちの会社はECで、文体はこうで、ターゲットはこういう人で……」と説明し直す。毎日出勤のたびに最初から教え直すようなもの。

Claude Projects=初日に業務マニュアルを渡して、あとは毎回の指示だけで動いてもらえる状態。前提を共有済みのスタッフに仕事を頼む感覚で使えるようになる。

通常チャットとの違いを比較する

比較項目 通常チャット Claude Projects
毎回の前提説明 毎回必要 不要(自動で反映)
口調・スタイルの固定 チャットごとに設定 プロジェクト全体に適用
資料・ファイルの参照 都度アップロード 登録済みを自動参照
複数チャットの管理 履歴が混在しやすい プロジェクト別に整理
用途別の使い分け 設定の切り替えが手動 プロジェクトを選ぶだけ
利用プラン 無料プランでも可 有料プラン限定
⚠ Claude Projectsは有料プラン専用の機能

Claude ProjectsはClaude ProプランまたはTeamプランへの加入が必要だ。Proプランは月額20ドル(約3,000円)。無料プランではプロジェクトの作成・ナレッジのアップロードなどの機能は一切使えない。「まずProを試してみて、使いこなせそうなら継続する」という判断でOKだ。

Claude Projectsの作り方・設定手順

実際の操作はシンプルだ。5ステップで最初のプロジェクトが完成する。

  1. 1

    左サイドバーの「プロジェクト」をクリック

    claude.aiにログインした状態で、画面左側のサイドバーにある「プロジェクト」をクリックする。または直接 claude.ai/projects にアクセスしてもOKだ。

  2. 2

    右上の「+ 新規プロジェクト」をクリック

    プロジェクト一覧画面の右上にある「+ 新規プロジェクト」ボタンをクリックする。プロジェクト名と説明を入力する画面が表示されるので、用途がわかる名前をつけよう。「ブログ」より「SEOブログ記事作成」のように具体的な方が後で管理しやすい。

  3. 3

    「プロジェクト指示を設定」でClaudeへのルールを書く

    プロジェクト内に表示される「プロジェクト指示を設定」をクリックし、Claudeに守ってほしいルール・口調・前提をテキストで入力する。ここに書いた内容は、このプロジェクト内のすべての会話に自動で適用される。書き方のサンプルは後述する。

  4. 4

    「ナレッジに追加」で資料をアップロードする(任意)

    Claudeに覚えさせておきたいファイル(PDF・テキスト・コードなど)をアップロードする。商品リスト・過去の記事サンプル・業務マニュアルなどが効果的だ。このステップは省略してもプロジェクトは使えるが、設定するほど回答の精度が上がる。

  5. 5

    プロジェクト内で新しいチャットを開始する

    設定が完了したら、プロジェクト内の「新しいチャット」から会話を始める。最初から前提が共有された状態でClaudeが応答する。通常チャットとの違いをすぐに実感できるはずだ。

✅ これで一連の流れは完了

Claude Projectsの仕組みと作り方が理解できた

プロジェクト指示でClaudeの動き方を固定し、ナレッジで参照する資料を登録する。この2つをセットするだけで、毎回の前提説明が不要になる。次は「実際に何を書けばいいか」の実践編を見ていこう。

実際どんな感じで使えばいい?(シーン別)

✏ シーン①:ブログ記事作成を効率化する

ブログ記事の作成は、Claude Projectsが最も力を発揮するユースケースの一つだ。毎回「文体はこう、ターゲットはこう、SEOを意識して」と書かなくても、プロジェクト指示に一度入れておけばいい。

✅ プロジェクト指示の記入例(ブログ用) あなたはSEOに強いブログ記事作成の専門家です。 以下のルールで記事を作成してください。 【ブログ概要】 ・ブログ名:ノンジャンル情報局 ・ターゲット:WEB・AI初心者 ・口調:お父さんが娘に語りかけるカジュアルなスタイル 【文章ルール】 ・見出しにはh2・h3タグを使う ・箇条書きより文章と比較表を優先する ・1記事の目標文字数:4,000〜5,000字 ・タイトル末尾に【2026年最新】をつける ・メタディスクリプションは70字以内で作成する

一度設定すれば、このプロジェクト内では「〇〇についての記事を書いて」と一行打つだけで、スタイルが揃った記事の下書きが返ってくる。

📧 シーン②:メール・文書のトーンを統一する

仕事のメールや提案書をClaudeに書いてもらうとき、毎回「敬語で」「会社名はA社で」と入力するのは手間だ。プロジェクト指示に固定しておけば、「取引先Bへの見積もりメールを書いて」だけで済む。

✅ プロジェクト指示の記入例(業務メール用) あなたは私の秘書として、ビジネスメールや文書の作成を補助してください。 【基本情報】 ・私の会社:EC・Web制作のコンサルティング会社 ・私の役職:専務取締役 ・メールの署名:省略(別途伝えます) 【文章ルール】 ・丁寧だが簡潔な文体。冗長な表現は避ける ・箇条書きを活用して読みやすくする ・感謝や謝罪は最小限にとどめ、要件を先に伝える形式にする

📊 シーン③:EC・商品ページの文章を量産する

EC運営者にとって強力な使い方だ。商品リストや仕様書をナレッジに登録しておき、「〇〇の商品説明文を書いて」と指示するだけで商品ページ用のテキストが生成される。毎回商品情報をコピペする手間がなくなる。

❌ Projects未使用の場合

毎回「この商品は○○で、素材は△△で、ターゲットは□□で、文体はこうで……」と全情報をコピペして入力する

✅ Projects使用の場合

商品リストをナレッジに登録済み。「商品ID:123の説明文を書いて」の一行だけでOK

🏋 シーン④:専門分野の相談役として使う

フィットネス・医療・法律など、特定の専門知識が必要な領域での活用も効果的だ。業務マニュアル・よくある質問集・専門資料をナレッジに登録しておくことで、Claudeがその分野に精通した状態で答えてくれる。例えばパーソナルジムを運営している場合、トレーニングプログラムや食事指導の基準をナレッジに入れておけば、顧客対応の下書きや資料作成がスムーズになる。

プロジェクト指示の書き方:3つの要素を押さえる

プロジェクト指示は自由に書けるが、以下の3要素を含めると回答のブレが大幅に減る。

🏆 プロジェクト指示の黄金構成

役割・立場(ClaudeにどんなAIとして動いてほしいか)
背景情報(私・私の仕事・ブログ・会社について)
ルール・制約(文体・文字数・出力形式・禁止事項)

この3つが揃うほど、毎回の指示が短くてもClaudeの回答が安定する。

ナレッジに入れるべきもの・避けるべきもの

ナレッジは何でも入れればいいわけではない。「Claudeが毎回参照する必要がある情報」を厳選するのがポイントだ。

  • 入れると効果的なもの
    商品・サービスの仕様書、よく使うテンプレート、過去記事のサンプル(文体の参考用)、業務マニュアル、FAQ集、自社・自分のプロフィール情報
  • 対応ファイル形式
    PDF・テキストファイル(.txt)・コードファイル(.py、.jsなど)に対応。画像ファイル単体の登録は不可
  • 避けるべきもの
    パスワード・個人情報・社外秘の財務データ・他社との契約書(vol.13で解説した禁止情報はナレッジにも入れないこと)
  • 更新が頻繁すぎる情報
    毎日変わる在庫情報・リアルタイムの価格など。ナレッジは手動更新なので、変化が激しい情報は毎回チャットで伝えた方が正確

ChatGPTのプロジェクト機能との違い

「ChatGPTにも似た機能があるのでは?」という疑問は正しい。ChatGPTにも「プロジェクト」機能がある。ただし両者には明確な違いがある。

比較項目 Claude Projects ChatGPT プロジェクト
ナレッジの優先度 登録資料を優先して参照 モデル知識を優先する傾向あり
登録できるファイル数 多い・追加削除も柔軟 少ない
長期的なナレッジ更新 向いている 短期・小規模向き
チームでの共有 TeamプランでメンバーとProject共有可 共有機能あり
向いている用途 継続的に資料を蓄積しながら使う業務 短期的・単発のタスク管理

継続的に資料を育てながら長期で使うならClaude Projects、短期的なタスク管理や配布可能なカスタムAIを作りたいならChatGPTのGPTsが向いている。用途によって使い分けるのが現実的だ。

よくある疑問に答えます

Q
プロジェクトの数に上限はある?
A
Proプランでは複数プロジェクトを作成できます。用途別(ブログ用・業務メール用・EC用など)に分けて管理するのがおすすめです。使わなくなったプロジェクトはアーカイブ機能で整理できます。
Q
プロジェクト内のチャット同士で内容は共有される?
A
プロジェクト指示とナレッジはすべてのチャットで共有されますが、個々のチャットの会話内容は他のチャットには引き継がれません。「前回のチャットで話した内容を今回も使いたい」場合は、ナレッジに保存するか、チャット内でもう一度伝える必要があります。
Q
プロジェクト指示はどのくらいの長さが適切?
A
500〜1,500文字程度が目安です。長すぎると指示全体が機能しにくくなる場合があります。「役割・背景・ルール」の3要素を箇条書きでまとめると、簡潔かつ効果的な指示になります。最初はシンプルに書いて、使いながら追加・修正していくのがベストです。
Q
スマホでもClaude Projectsは使える?
A
使えます。ClaudeのスマホアプリまたはスマホブラウザからProjectsにアクセスできます。ただし初期設定(指示・ナレッジの登録)はPCからの方が入力しやすいです。設定が完了していれば、スマホからの日常使いも問題なくできます。
Q
プロジェクトに登録したナレッジはClaudeの学習に使われる?
A
Anthropicの公式情報によると、ProおよびTeamプランでは会話データをAIの学習に使用しないことをデフォルトとしています。ただし設定や規約は変更される可能性があるため、最新の情報はAnthropicの公式プライバシーポリシーを確認してください。

まとめ

  • Claude Projectsは「プロジェクト指示」と「ナレッジ」の2つで毎回の前提説明を不要にする機能
  • 有料プラン(Proプラン・月額約3,000円)が必要。無料プランでは使えない
  • 設定は5ステップ:プロジェクト作成 → 名前付け → 指示入力 → ナレッジ登録 → チャット開始
  • プロジェクト指示には「役割・背景情報・ルール」の3要素を含めると回答が安定する
  • ナレッジには仕様書・テンプレート・マニュアルなど変化が少ない情報を入れる
  • ChatGPTより長期的なナレッジ蓄積・資料の優先参照が得意
✉ 最後にお父さんから Claude Projectsを使い始めると、AIの使い方がワンステージ上がる感覚がある。
「毎回説明し直す」から「目的を言うだけで動いてくれる」への変化だ。

俺自身このブログの記事制作にProjectsを使っているが、
設定に1時間かけると、その後の何十時間かが節約できる

最初の1つ目のプロジェクトは、今一番よく使う作業から始めてみてくれ。
小さい成功体験が、次の活用アイデアを生んでいく。
👨
このブログについて

EC・WEB・音楽・医療・フィットネスと幅広い現場を渡り歩いてきた現役ディレクターが、WEB・AIの世界に飛び込もうとしている娘に向けて、本音で解説するブログです。正確な情報を初心者に届けることを最優先にしています。

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