Claude Projectsの使い方|設定から活用例まで
初心者向けに徹底解説
対象:WEB・AI初心者 / 読了時間:約14分 / 更新:2026年
「毎回、同じ説明をClaudeに入力するのが面倒……」
「ブログの文体はこういうスタイルで」「私の仕事はEC運営で」「敬語は使わないで」——
同じ前提を毎回打ち込むのは時間の無駄だし、入力を忘れると回答がブレる。
そのストレスをまるごと解消してくれるのが「Claude Projects(プロジェクト)」だ。
使い方を覚えると、ClaudeがはじめてAIらしく「自分専用のアシスタント」に変わる。
Claude Projectsとは何か?
Claude Projectsとは、目的ごとに「指示」と「資料」を事前にセットしておける専用ワークスペース機能だ。一度設定しておけば、そのプロジェクト内のすべての会話に自動で反映される。
2つの核心機能で成り立っている。
| 機能名 | 役割 | 設定例 |
|---|---|---|
| プロジェクト指示 Project Instructions |
Claudeの動き方・口調・ルールを固定する | 「常にです・ます調で回答して」「箇条書きを使わず文章で書いて」「SEOを意識した文章にして」 |
| ナレッジ Knowledge |
Claudeに覚えさせておく資料・情報を登録する | 自社の商品説明・過去記事のサンプル・よく使うテンプレート・業務マニュアル |
この2つを組み合わせることで、Claudeは「毎回ゼロから始まるAI」から「自分のことをわかった上で答えてくれるAI」へと変わる。
通常のチャット=毎回「うちの会社はECで、文体はこうで、ターゲットはこういう人で……」と説明し直す。毎日出勤のたびに最初から教え直すようなもの。
Claude Projects=初日に業務マニュアルを渡して、あとは毎回の指示だけで動いてもらえる状態。前提を共有済みのスタッフに仕事を頼む感覚で使えるようになる。
通常チャットとの違いを比較する
| 比較項目 | 通常チャット | Claude Projects |
|---|---|---|
| 毎回の前提説明 | 毎回必要 | 不要(自動で反映) |
| 口調・スタイルの固定 | チャットごとに設定 | プロジェクト全体に適用 |
| 資料・ファイルの参照 | 都度アップロード | 登録済みを自動参照 |
| 複数チャットの管理 | 履歴が混在しやすい | プロジェクト別に整理 |
| 用途別の使い分け | 設定の切り替えが手動 | プロジェクトを選ぶだけ |
| 利用プラン | 無料プランでも可 | 有料プラン限定 |
Claude ProjectsはClaude ProプランまたはTeamプランへの加入が必要だ。Proプランは月額20ドル(約3,000円)。無料プランではプロジェクトの作成・ナレッジのアップロードなどの機能は一切使えない。「まずProを試してみて、使いこなせそうなら継続する」という判断でOKだ。
Claude Projectsの作り方・設定手順
実際の操作はシンプルだ。5ステップで最初のプロジェクトが完成する。
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1
左サイドバーの「プロジェクト」をクリック
claude.aiにログインした状態で、画面左側のサイドバーにある「プロジェクト」をクリックする。または直接 claude.ai/projects にアクセスしてもOKだ。
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2
右上の「+ 新規プロジェクト」をクリック
プロジェクト一覧画面の右上にある「+ 新規プロジェクト」ボタンをクリックする。プロジェクト名と説明を入力する画面が表示されるので、用途がわかる名前をつけよう。「ブログ」より「SEOブログ記事作成」のように具体的な方が後で管理しやすい。
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3
「プロジェクト指示を設定」でClaudeへのルールを書く
プロジェクト内に表示される「プロジェクト指示を設定」をクリックし、Claudeに守ってほしいルール・口調・前提をテキストで入力する。ここに書いた内容は、このプロジェクト内のすべての会話に自動で適用される。書き方のサンプルは後述する。
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4
「ナレッジに追加」で資料をアップロードする(任意)
Claudeに覚えさせておきたいファイル(PDF・テキスト・コードなど)をアップロードする。商品リスト・過去の記事サンプル・業務マニュアルなどが効果的だ。このステップは省略してもプロジェクトは使えるが、設定するほど回答の精度が上がる。
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5
プロジェクト内で新しいチャットを開始する
設定が完了したら、プロジェクト内の「新しいチャット」から会話を始める。最初から前提が共有された状態でClaudeが応答する。通常チャットとの違いをすぐに実感できるはずだ。
✅ これで一連の流れは完了
プロジェクト指示でClaudeの動き方を固定し、ナレッジで参照する資料を登録する。この2つをセットするだけで、毎回の前提説明が不要になる。次は「実際に何を書けばいいか」の実践編を見ていこう。
実際どんな感じで使えばいい?(シーン別)
✏ シーン①:ブログ記事作成を効率化する
ブログ記事の作成は、Claude Projectsが最も力を発揮するユースケースの一つだ。毎回「文体はこう、ターゲットはこう、SEOを意識して」と書かなくても、プロジェクト指示に一度入れておけばいい。
一度設定すれば、このプロジェクト内では「〇〇についての記事を書いて」と一行打つだけで、スタイルが揃った記事の下書きが返ってくる。
📧 シーン②:メール・文書のトーンを統一する
仕事のメールや提案書をClaudeに書いてもらうとき、毎回「敬語で」「会社名はA社で」と入力するのは手間だ。プロジェクト指示に固定しておけば、「取引先Bへの見積もりメールを書いて」だけで済む。
📊 シーン③:EC・商品ページの文章を量産する
EC運営者にとって強力な使い方だ。商品リストや仕様書をナレッジに登録しておき、「〇〇の商品説明文を書いて」と指示するだけで商品ページ用のテキストが生成される。毎回商品情報をコピペする手間がなくなる。
毎回「この商品は○○で、素材は△△で、ターゲットは□□で、文体はこうで……」と全情報をコピペして入力する
商品リストをナレッジに登録済み。「商品ID:123の説明文を書いて」の一行だけでOK
🏋 シーン④:専門分野の相談役として使う
フィットネス・医療・法律など、特定の専門知識が必要な領域での活用も効果的だ。業務マニュアル・よくある質問集・専門資料をナレッジに登録しておくことで、Claudeがその分野に精通した状態で答えてくれる。例えばパーソナルジムを運営している場合、トレーニングプログラムや食事指導の基準をナレッジに入れておけば、顧客対応の下書きや資料作成がスムーズになる。
プロジェクト指示の書き方:3つの要素を押さえる
プロジェクト指示は自由に書けるが、以下の3要素を含めると回答のブレが大幅に減る。
役割・立場(ClaudeにどんなAIとして動いてほしいか)
+ 背景情報(私・私の仕事・ブログ・会社について)
+ ルール・制約(文体・文字数・出力形式・禁止事項)
この3つが揃うほど、毎回の指示が短くてもClaudeの回答が安定する。
ナレッジに入れるべきもの・避けるべきもの
ナレッジは何でも入れればいいわけではない。「Claudeが毎回参照する必要がある情報」を厳選するのがポイントだ。
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入れると効果的なもの
商品・サービスの仕様書、よく使うテンプレート、過去記事のサンプル(文体の参考用)、業務マニュアル、FAQ集、自社・自分のプロフィール情報 -
対応ファイル形式
PDF・テキストファイル(.txt)・コードファイル(.py、.jsなど)に対応。画像ファイル単体の登録は不可 -
避けるべきもの
パスワード・個人情報・社外秘の財務データ・他社との契約書(vol.13で解説した禁止情報はナレッジにも入れないこと) -
更新が頻繁すぎる情報
毎日変わる在庫情報・リアルタイムの価格など。ナレッジは手動更新なので、変化が激しい情報は毎回チャットで伝えた方が正確
ChatGPTのプロジェクト機能との違い
「ChatGPTにも似た機能があるのでは?」という疑問は正しい。ChatGPTにも「プロジェクト」機能がある。ただし両者には明確な違いがある。
| 比較項目 | Claude Projects | ChatGPT プロジェクト |
|---|---|---|
| ナレッジの優先度 | 登録資料を優先して参照 | モデル知識を優先する傾向あり |
| 登録できるファイル数 | 多い・追加削除も柔軟 | 少ない |
| 長期的なナレッジ更新 | 向いている | 短期・小規模向き |
| チームでの共有 | TeamプランでメンバーとProject共有可 | 共有機能あり |
| 向いている用途 | 継続的に資料を蓄積しながら使う業務 | 短期的・単発のタスク管理 |
継続的に資料を育てながら長期で使うならClaude Projects、短期的なタスク管理や配布可能なカスタムAIを作りたいならChatGPTのGPTsが向いている。用途によって使い分けるのが現実的だ。
よくある疑問に答えます
まとめ
- Claude Projectsは「プロジェクト指示」と「ナレッジ」の2つで毎回の前提説明を不要にする機能
- 有料プラン(Proプラン・月額約3,000円)が必要。無料プランでは使えない
- 設定は5ステップ:プロジェクト作成 → 名前付け → 指示入力 → ナレッジ登録 → チャット開始
- プロジェクト指示には「役割・背景情報・ルール」の3要素を含めると回答が安定する
- ナレッジには仕様書・テンプレート・マニュアルなど変化が少ない情報を入れる
- ChatGPTより長期的なナレッジ蓄積・資料の優先参照が得意
「毎回説明し直す」から「目的を言うだけで動いてくれる」への変化だ。
俺自身このブログの記事制作にProjectsを使っているが、
設定に1時間かけると、その後の何十時間かが節約できる。
最初の1つ目のプロジェクトは、今一番よく使う作業から始めてみてくれ。
小さい成功体験が、次の活用アイデアを生んでいく。
EC・WEB・音楽・医療・フィットネスと幅広い現場を渡り歩いてきた現役ディレクターが、WEB・AIの世界に飛び込もうとしている娘に向けて、本音で解説するブログです。正確な情報を初心者に届けることを最優先にしています。