23巻時点の勢力図と未回収の謎
ここまでBUGS2編からANNEX1編、地球編中盤まで整理してきた。最初はかなりシンプルだった。火星をテラフォーミングするためにゴキブリを撒いた、そのゴキブリが人型に進化していた、人類は火星へ向かいテラフォーマーと戦う。ただそれだけの話に見えた。でも23巻時点まで来ると、もう全然シンプルではない。
テラフォーマー、一警護、日本政府、火星帰還組、神奸達、ニュートン一族、九頭龍、祈る者、サムライソード。勢力も人物も増え、普通に読むだけではかなり混乱する。そこで本記事は単行本21〜23巻と23巻時点を対象に、8つの勢力区分、並行する4つの戦線、未回収の謎8件を整理する。発売済み単行本で確定した出来事と筆者の考察を分け、24巻発売後にも回収状況を更新できる形にしておく。
テラフォーマーズ23巻までの流れ|21〜23巻早見表
前の記事では21〜22巻を地球編中盤として詳しく整理した。ここでは勢力図と謎を読む前提として、単行本21〜23巻の公式情報から確定している大きな流れだけを並べる。人物の目的や黒幕を断定するのではなく、どの戦線がどこまで進んだかを確認するための早見表だ。
| 巻 | 公式情報で示される主な展開 | 勢力図で見るポイント |
|---|---|---|
| 21巻 | テラフォーマーに侵食される日本で、日本の戦士たちが立ち上がる。凱将軍から小吉引き取りのメッセージも届く。 | 日本防衛、小吉を巡る各国の動き、神奸達の思惑が交差 |
| 22巻 | テラフォーマー軍の強襲下でイワンが祈る者へ迫り、小吉と蛭間たちの対峙にも決着が近づく。 | テラフォーマー側の中枢、BUGS2生還者の因縁、人類側の分断 |
| 23巻 | 燈に敗れた小吉、崩壊する研究施設、倒れた蛭間、豪華客船で対峙するサムライソードとハンニバルが描かれる。 | 小吉・蛭間・燈の戦線と、サムライソードの個人因縁が並行 |
| 24巻 | 2026年8月19日発売予定。この記事では発売前の内容を推測で補わない。 | 発売後に単行本を確認し、勢力の変化と謎の回収状況を再判定 |
21〜23巻は一つの戦場だけを追うと混乱しやすい。「日本防衛」「小吉とBUGS2の因縁」「祈る者への接近」「サムライソードの因縁」の4本を別々に見ると現在地がつかみやすい。
| 戦線 | 中心人物・勢力 | 23巻時点の整理 |
|---|---|---|
| 日本防衛 | 一警護、日本政府、地球側戦力 | 地球に広がったテラフォーマーへの対応が続き、国家と実働部隊の判断が重なる。 |
| 小吉 | 小町小吉、膝丸燈、蛭間一郎 | BUGS2から続く過去と、地球編の現在が研究施設周辺で衝突する。 |
| 祈る者 | イワン、テラフォーマー側 | 敵側の意思と目的へ近づく重要線だが、全貌はまだ確定していない。 |
| 豪華客船 | サムライソード、ハンニバル | 国家間の戦いとは別に、二人の過去と因縁が大きく掘り下げられる。 |
23巻の公式概要が示すのは「最終決戦の時が迫る」という段階であり、決着済みという意味ではない。この記事の「23巻時点」は、単行本で確認できる情報の締切を示す。雑誌掲載分や発売前の24巻情報を混ぜないことで、どこまでが確定し、どこからが未回収なのかを明確にする。
23巻時点の大きな状況
火星でのANNEX1編は一区切りした。でもそれは「人類が勝った」ではない。多くの犠牲を出し、重要な情報を得て、生き残った者たちが地球へ戻った。でも地球はすでに安全ではなかった。テラフォーマーは地球に入り込み、東京は侵食されている。一警護が動き出し、地下水路や人工島で戦いが起きる。
23巻では小町小吉・蛭間一郎・膝丸燈を巡る流れと、サムライソードとハンニバルの因縁が大きく動く。つまり23巻時点では、火星編の後始末と地球での最終決戦前夜が同時に進んでいる。ここがややこしい。火星の話が終わったようで、火星の因縁はまだ地球に残っている。
この勢力図は「正式な同盟一覧」ではない
地球編では、同じ国や組織に見える人物でも目的が完全に一致するとは限らない。本記事の8区分は、23巻までを読み返しやすくするために実働・政治・直接脅威・裏側の利害・個人因縁で分けた整理表だ。神奸達や中国側を一枚岩と断定せず、作中で確認できる行動と未確定の思惑を分けて読む。
| 軸 | 該当する勢力 | 読み方 |
|---|---|---|
| 日本の実働 | 一警護、火星帰還組 | 誰を守り、どの戦場へ向かっているかを見る。 |
| 政治 | 日本政府・蛭間側、九頭龍・中国側 | 国家名だけで味方・敵を決めず、個別の命令と行動を追う。 |
| 直接脅威 | 祈る者を含むテラフォーマー側 | 侵食範囲、知性、指揮系統は確定部分と推測を分ける。 |
| 裏側の利害 | 神奸達、ニュートン一族 | 関係が示唆されても、目的や指導者が確定したとは限らない。 |
| 個人因縁 | サムライソード、ハンニバル | 組織戦とは別の線として過去と対峙を追う。 |
勢力の所属と個人の強さも別の話だ。公式マーズ・ランキングの判明分はANNEX1編 中盤の一覧、23巻までの戦闘実績を含む筆者の個人考察は強さランキングTOP20で整理している。勢力図は「誰が最強か」ではなく「誰がどの目的で動くか」を見るために使う。
23巻時点 勢力図
各勢力を立場ごとに整理する。「状態」は23巻時点での大まかな立場で、単純に味方・敵と割り切れない勢力も多い点に注意。
- 膝丸燈(地球編の中心)
- 草間朝太郎(ジャパン3位)
- 染矢龍大(ジャパン2位)
- 本郷丈一(ジャパン6位)
- サムライソード
- 小町小吉(BUGS2生還者)
- ミッシェル・K・デイヴス
- マルコス・E・ガルシア
- アレックス・K・スチュワート
- イワン・ペレペルキナ
- エヴァ・フロスト
- 蛭間一郎(総理大臣)
- BUGS2生還者でもある
- 火星帰還組との関係が複雑
- 祈る者(中心的存在)
- 地球に潜伏・繁殖中
- 日本各地で侵食進行
- 組織的に動く
- ニュートン一族が絡む
- 中国軍上層部が絡む
- テラフォーマーとも協調
- 全体像はまだ不明
- ジョセフ・G・ニュートン
- アレクサンドル・ニュートン
- 火星・地球両方に関与
- 真の目的不明
- 凱延超(凱将軍)
- 中国軍の一部
- 小吉を巡る動きに関与
- 神奸達との関係あり
- サムライソード(一警護)
- ハンニバル(敵対側)
- 豪華客船での対峙
- 因縁の全貌は未回収
各勢力の詳細整理
勢力① 一警護
地球編の中心になる民間警備会社。読みは「はじめけいご」。地球に潜伏したテラフォーマーと戦う実働部隊で、ジャパン・ランキングを持つ社員が揃っている。燈だけでなく草間朝太郎(3位)・染矢龍大(2位)・本郷丈一(6位)・サムライソードなどの強者がいる。火星編でいうANNEX1乗組員と同じ役割を地球編では担う組織だ。
勢力② 火星帰還組
ANNEX1編を生き残った面々。火星で何が起きたかを直接知る存在として、地球編でも重要な立場にいる。小吉・ミッシェル・マルコス・アレックス・イワン・エヴァらが、火星の因縁を背負ったまま地球の戦いに関わっている。シルヴェスター・アシモフは火星で死亡しているため帰還組には含めず、その遺志と影響を残した人物として分けて考える。
勢力③ 日本政府・蛭間側
蛭間一郎はBUGS2の生還者でありながら日本の総理大臣でもある。政治側の中心にいるが、単なる政治家ではない。火星の地獄を知り、テラフォーマーの怖さも人間側の裏も知っている。小吉とは同じ地獄を見た者同士だが、まったく違う道を歩んできた。この2人の関係が作品全体の軸の一つだ。
勢力④ テラフォーマー側
当然だが地球編でも最大の脅威。火星編と違うのは、地球のテラフォーマーが人間社会に入り込んでいる点だ。ただの怪物ではなく、知能があり組織性があり、祈る者という中心的存在もいる。地球環境でさらに進化している可能性もある。
勢力⑤ 神奸達(スニーカーズ)
地球編最大のわかりにくい敵。読みは「スニーカーズ」。人間側の裏切りと利権の象徴で、ニュートン一族・中国軍上層部・テラフォーマーなどが絡む複合的な存在だ。テラフォーマーという外敵がいるのに、人間側で手を結ぶ者まで出てくる。火星編の第4班の裏切りが、地球編ではこの規模に広がっている。
勢力⑥ ニュートン一族
ジョセフ・G・ニュートンを中心とする一族で、火星編から引き続き大きな謎。ジョセフはマーズ・ランキング1位で人類の到達点とされるが、何を目的としているのかが23巻時点でも見えていない。神奸達や各国の動きとも絡み、物語の裏側に大きく関わっていく。
勢力⑦ 九頭龍・中国側
ANNEX1終盤から引き続く重要勢力。中国側といっても凱将軍・中国軍上層部・神奸達との関係など、全員が同じ目的で動いているわけではない点に注意。小吉を巡る動きにも絡み、地球編全体に影響を与える。
勢力⑧ サムライソードとハンニバル周辺
23巻で大きく描かれる個人の因縁軸。豪華客船を舞台にしたサムライソードとハンニバルの対峙は、地球編の中でも少し独立した濃いパートだ。地球編の面白いところは、国や組織の大きな戦いだけでなく、一人ひとりの過去も同時に動いていること。サムライソードはその代表だ。
確定情報・作中の示唆・考察を3段階で分ける
未回収の謎は、答えがない部分を好きに埋める一覧ではない。巻の公式概要や作中で起きた出来事を確定情報、人物の発言や関係から読み取れるものを作中の示唆、目的や今後を予想する部分を考察として分ける。新刊で答えが出た時も更新しやすい。
| 区分 | この記事での例 | 断定の扱い |
|---|---|---|
| 確定情報 | 22巻でイワンが祈る者へ迫る、23巻で研究施設が崩壊する | 公式概要と単行本の描写に沿って記載 |
| 作中の示唆 | 神奸達と複数勢力の関係、テラフォーマー側の組織性 | 関係を示しても、全体像や指導者までは断定しない |
| 未回収 | 祈る者の最終目的、ニュートン一族の目的、地球での侵食範囲 | 23巻までで答えが確定していないものとして管理 |
| 今後の考察 | 24巻以降に誰がどの陣営へ動くか | 発売前情報を事実として本文へ混ぜない |
人物の生死と所属にも注意が必要だ。シルヴェスター・アシモフは火星で死亡しており、地球へ帰還したメンバーには含めない。ただし、その戦いと遺志は火星帰還組へ大きな影響を残している。本記事では「現在行動している人物」と「過去から影響する人物」を分けて記載する。
謎8件の中には、次巻で直接答えが出る可能性があるものと、作品全体の終盤まで残る可能性があるものが混在する。たとえば研究施設崩壊後の人物の動向やサムライソードとハンニバルの対峙は直近の戦況に関わる。一方、ラハブ、A・Eウイルス、火星と人類の関係は作品の根幹に近い。すべてを同じ重さで「伏線回収待ち」とせず、人物の現在地、勢力の目的、世界設定の真相という3種類に分けると、新しい情報がどの謎を更新したのか判断しやすい。
23巻時点の未回収の謎
日本だけなのか、世界各地にもいるのか、どれくらい組織的に動いているのか、祈る者の指示下にあるのか。地球編の怖さは「敵がどこにいるかわからない」ことで、これが最大の未解決ポイントだ。
テラフォーマー側の中心的存在だが、何を目指しているのかが23巻時点でもまだ掴み切れない。テラフォーマーはただの怪物ではなく、祈る者を通じて何らかの意思を持って動いているように見える。ここは重要な未回収ポイントだ。
誰がどこまで関わっているのか、誰が主導しているのか、テラフォーマーを利用しているのか逆に利用されているのか。神奸達は人間側の闇を象徴する存在だが、23巻時点でも全体像はまだかなり複雑だ。
ジョセフは人類側の味方なのか、自分たち一族のために動いているのか、ラハブやテラフォーマーとどうつながっているのか。23巻時点でも「味方の強さ」より「物語を壊しそうな強さ」を感じる存在。完全な未回収。
23巻で燈に敗れ過去の幻影から解き放たれたが、それで小吉の物語が終わったわけではない。BUGS2の生還者として、ANNEX1の艦長として、奈々緒の死を背負った男として、今後どう動くか。作品の根っこにいる人物なので続きがかなり気になる。
BUGS2生還者でありながら日本の総理大臣。23巻では危機に巻き込まれている。小吉が戦場側の象徴なら蛭間は政治側の象徴で、この2人がどう決着するかは作品全体の大きな軸だ。
23巻では大きく掘り下げられるが、まだ完全には終わっていない。サムライソードの過去、ハンニバルとの関係、この因縁がどこに向かうのか。地球編の個人因縁軸の中核で、続きが気になる。
A・Eウイルス、火星、ラハブ、テラフォーマーの進化、人類との関係。イワンの仮説で整理された部分はあるが、全貌はまだ明かされていない。テラフォーマーズは「火星のゴキブリ退治」から始まり、実は人類の起源や進化に関わるようなSF的な謎まで広がっている。最終的にどう回収されるのかが楽しみでもある。
21〜24巻と23巻時点の公式情報
物語解説と考察は単行本を読んだ筆者の理解に基づく。巻ごとの展開、人物の班・順位・M.O.手術、最新刊情報は、2026年7月22日に次の集英社公式ページで確認した。
- 集英社コミック公式「テラフォーマーズ 21」:侵食される日本、小吉を巡る動き、神奸達
- 集英社コミック公式「テラフォーマーズ 22」:祈る者へ迫るイワン、小吉と蛭間、地球最大の危機
- 集英社コミック公式「テラフォーマーズ 23」:研究施設崩壊、燈・小吉・蛭間、サムライソードとハンニバル
- 集英社コミック公式「テラフォーマーズ 24」:2026年8月19日発売予定
- 週刊ヤングジャンプ公式「HISTORY」:ANNEX1計画から地球編までの年代と流れ
- 週刊ヤングジャンプ公式「M.A.R.S. RANKING」:順位の定義、人物、班、M.O.手術
テラフォーマーズ23巻・勢力図・謎でよくある質問
テラフォーマーズの最新刊は23巻?
2026年7月22日時点で発売済みの単行本は23巻まで。集英社公式では第24巻が2026年8月19日発売予定と案内されているため、本記事の物語内容は23巻までに限定している。
23巻でテラフォーマーズは完結する?
完結していない。23巻は研究施設崩壊後の燈・小吉・蛭間と、豪華客船のサムライソード・ハンニバルを描き、最終決戦が迫る段階で続く。
祈る者とは何者?
テラフォーマー側の中心的存在として描かれ、22巻ではイワンが迫る。高い知性や組織性を読む鍵だが、最終目的や全指揮系統は23巻までで完全には確定していない。
神奸達(スニーカーズ)とは?
地球編で暗躍する不穏な存在。複数の人物・国家・利害との関係が描かれるため、本記事では「人間側の裏切りと利権が重なる軸」として整理するが、単一組織の全体像や主導者を断定しない。
ニュートン一族とジョセフの目的は判明した?
23巻時点では完全には判明していない。ジョセフの能力と危険性、火星・地球への関与は重要だが、一族の最終目的やラハブとの全関係は未回収として扱う。
地球編中盤の続きは何巻?
21〜22巻の日本侵食、小吉救出、祈る者への接近に続き、23巻で研究施設崩壊後と豪華客船の因縁が描かれる。まず地球編中盤を読み、その後に本記事の勢力図を見るとつながりやすい。
23巻時点で一番大事な整理
23巻時点で一番大事なのは、敵が一つではないということだ。テラフォーマーだけではない。神奸達がいる、ニュートン一族がいる、九頭龍がいる、人間側の裏切りがある、各国の思惑がある、個人の因縁もある。だから物語がかなり複雑になっている。
でも軸を絞ると見えやすくなる。
- 一警護 → 日本と人々を守る側
- 火星帰還組 → 火星の真実と因縁を背負う側
- 日本政府・蛭間側 → 政治の場で人類の危機に向き合う側
- テラフォーマー側 → 地球を侵食する直接的な脅威
- 神奸達 → 人間側の裏切りと利権の象徴
- ニュートン一族 → まだ底が見えない不穏な存在
- 九頭龍・中国側 → 小吉や地球編の動きに絡む複雑な勢力
- サムライソード周辺 → 地球編の個人因縁を深掘りする軸
続きが出たら、まずここを読み返せばかなり思い出しやすいはずだ。次巻が出るまで時間が空くと、たぶんまた忘れる。でも忘れたらまたここに来ればいい。それがこのシリーズの存在意義だ。
- 01BUGS2編 ── 小町小吉・蛭間一郎・ドナテロ・ティン・奈々緒を整理
- 02ANNEX1編 前半 ── 火星帰還から20年後、ANNEX1計画の始動
- 03ANNEX1編 中盤 ── 各班が分断される死闘を整理
- 04ANNEX1編 後半 ── 第4班の裏切り、人間同士の戦い
- 05ANNEX1編 終盤 ── 通信作戦、燈の覚醒、九頭龍の登場
- 06ANNEX1編 最終盤 ── 火星大戦の終結と戦士たちの帰還
- 07地球編突入 ── 地球にすでにテラフォーマーがいた
- 08地球編中盤 ── 日本侵食、神奸達、小吉を巡る戦い
- 0923巻時点の勢力図と未回収の謎
- 10登場人物・強さランキング TOP20(個人考察)
EC・WEB・音楽・医療・フィットネスと幅広い現場を渡り歩いてきた現役ディレクターが運営する雑記ブログ。正確な情報を初心者に届けることを最優先にしています。



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