テラフォーマーズ地球編序盤を完全ネタバレで整理。火星帰還後に地球がすでに侵食されていた衝撃、一警護とは何か、地下水路から人工島へと広がる戦場を解説。

テラフォーマーズ地球編序盤まとめ|一警護・地下水路・人工島を整理

テラフォーマーズ 備忘録シリーズ
07

テラフォーマーズ、話を忘れたので整理する⑦
地球編突入

完全ネタバレあり一警護とは地下水路東シナ海・人工島
⚠ ネタバレ全開注意 このページは『テラフォーマーズ』を読んだことがある人向けの備忘録です。生死・能力・裏切り、全部書きます。まだ読んでいない方は今すぐ戻ってください。

前回までで、長かったANNEX1編を整理しきった。BUGS2の失敗から始まり、20年後のANNEX1計画へ。第4班の裏切り、ジョセフ、九頭龍、テラフォーマーの進化、大量の犠牲を経て、ようやく火星での戦いが一区切りした。

普通の漫画なら、ここで「帰ってきて終わり」になりそうだ。でも『テラフォーマーズ』はそうならない。火星から帰ってきたら、今度は地球がもう侵食されている

これが地球編だ。火星という閉鎖空間から、舞台は地球へ。しかも最初の中心は日本、東京。宇宙で起きていたはずの地獄が、自分たちの暮らす場所に持ち込まれる。ここから物語の雰囲気がかなり変わる。

地球編は火星帰還から一年後

地球編は、火星から帰還して一年後の話だ。膝丸燈は民間警備会社「一警護(はじめけいご)」に所属している。この一警護が地球編の中心組織になる。一警護の仕事は、地球に潜り込んだテラフォーマーの捕獲・討伐。つまり、もう地球にはテラフォーマーがいる。

ここが地球編の一番大きな衝撃だ。火星で戦っていた相手が、地球に来ている。しかも東京は多くの人に気づかれないまま侵食されている。日常のすぐ裏にテラフォーマーがいる。地下水路、都市の裏側、知らないうちに広がっている巣。火星よりも、むしろ身近で気持ち悪い怖さがある。

一警護とは何か

地球編でまず覚えたいのが一警護だ。読み方は「はじめけいご」。民間警備会社だが普通の警備会社ではなく、地球に潜伏したテラフォーマーに対応するための組織だ。火星編では「各国の班」という形で勢力が分かれていた。地球編では一警護がその役割を担う。

一警護には独自のランキングがある。それがジャパン・ランキングだ。マーズ・ランキングは「火星環境下でのゴキブリ制圧能力」の順位だった。ジャパン・ランキングは「地球環境下での警護対象を守る力」を評価するもの。つまり、火星で敵を倒す力と地球で人を守る力は別物だ。地球編では、戦闘能力だけでなく護衛・救助・都市戦・対人戦・情報戦の要素が増えていく

膝丸燈は「火星帰りの主人公」から「地球を守る社員」へ

ANNEX1編の燈は、火星で狙われる存在だった。第4班に狙われる、テラフォーマーに襲われる、九頭龍に追い詰められる。火星編の燈は、かなり特別な存在として描かれていた。

でも地球編では、その燈が一警護の社員として働いている。もちろん燈は強い。でも地球編では強いだけでは足りない。市街地で戦う、一般人を守る、敵の巣を探る、人間社会の中でテラフォーマーと戦う。火星のように「敵を見つけたら倒す」だけでは済まない。火星で生き残る戦士から、地球で人を守る戦士へ。この変化が地球編の入口だ。

地下水路から始まるのが、地球編らしい

地球編の序盤で、燈は地下水路へ向かう。敵殲滅の手がかりを得るためだ。この「地下水路」という舞台が、かなり地球編らしい。火星編はSF感のある舞台だった。でも地球編は、いきなり都市の地下だ。東京の下にテラフォーマーがいる。この気持ち悪さがいい。

地球の表側では普通に人が暮らしている。でもその下では、テラフォーマーが巣を作り、動いている。火星編の怖さは「逃げ場のない宇宙の地獄」だった。地球編の怖さは「すでに足元にいる地獄」だ。この違いはかなり大きい。

テラフォーマーは地球でも進化している

地球に来たテラフォーマーは、ただ火星から来ただけではない。都市構造、下水道、人間社会の死角、情報の隠蔽、人間側の協力者や工作員。地球編では、テラフォーマーが単純に襲ってくるだけでなく、人間社会の隙間に入り込んでいる感じがある。

しかも地球には火星よりも豊かな環境がある。水もある、食料もある、隠れる場所もある。そう考えると、地球はテラフォーマーにとってかなり危険な繁殖場所だ。舞台が火星から地球へ移ったことで、スケールは狭くなったようで危機はもっと深刻になっている

敵はテラフォーマーだけではない

地球編でも、やっぱり敵はテラフォーマーだけじゃない。テラフォーマーを地球に入れたのは誰か、人間側で利用している者は誰か、どの国が何を隠しているのか、誰が本当に人類の味方なのか。このあたりがどんどん怪しくなる。

地球編は火星編よりも政治・工作・裏社会の色が強い。火星では少なくとも目の前に敵がいた。でも地球編では、敵が人間社会に紛れている。しかもテラフォーマーと手を組む人間側の存在まで出てくる。ここが本当に厄介だ。

19巻で、舞台は東シナ海の人工島へ

18巻では東京に潜むテラフォーマーと一警護が中心になる。そして19巻では、燈たち一警護のメンバーが残された端末と斉藤の情報をもとに、敵のアジトを突き止める。その舞台が東シナ海に浮かぶ人工島だ。地下水路から人工島へと戦場が広がる。

しかもこの人工島には囚われた人々がいる。テラフォーマーとの戦いでありながら人命救助の要素も強くなる。火星編では戦士たちが自分たちが生き残るために戦っていた。地球編では守るべき一般人がいる。この違いによって戦いの意味が変わる。

SPACIALsとの共闘

20巻では一警護だけでなくSPACIALsも関わってくる。囚われた人々を救出するため、一警護とSPACIALsのメンバーが人工島で戦う。ここでまた地球編の勢力図が広がる。

整理すると、一警護は日本側の対テラフォーマー実働部隊、SPACIALsは人工島の戦いに関わる別の対抗戦力、神奸達(スニーカーズ)は人類側にとって危険な裏側の勢力、テラフォーマーは地球に潜む直接的な脅威。こう見ておくと少し整理しやすい。

神奸達(スニーカーズ)という言葉が本格的に重くなる

地球編で覚えておきたいのが神奸達だ。読みは「スニーカーズ」。簡単にいうと人類側の敵と手を結ぶ裏切り者たちのような存在だが、単純な一組織というより、ニュートン一族・中国軍上層部・テラフォーマーなどの利害が絡む複雑な集合体として見た方がいい。テラフォーマーは敵。これはわかりやすい。でも神奸達は人間側の中にいる敵だ。火星編の第4班の裏切りが、地球編ではさらに大きな構造になっている感じがする。

火星編と地球編の違いを整理しておく

地球編を読むうえで大事なのは、火星編との違いを意識することだ。

火星編の怖さ
  • 宇宙船・火星の地表・脱出機
  • 閉鎖された極限環境
  • 逃げ場がない
  • テラフォーマーの圧倒的な身体能力
  • 目の前の敵と戦う
地球編の怖さ
  • 東京・地下水路・人工島・豪華客船
  • 都市と社会の中での戦争
  • 逃げ場はあるように見える
  • テラフォーマーが社会に入り込んでいる
  • 敵がどこにいるかわからない

地球編序盤 登場人物まとめ

一警護側

膝丸燈(ひざまる あかり)
一警護元ANNEX1第2班
M.O.手術:オオミノガ&華蟷螂

火星から帰還後、一警護に所属。地下水路の調査や人工島への潜入など地球編序盤の中心人物。火星では狙われる存在だったが、地球では守る側になる。

生存
草間朝太郎(くさま あさたろう)
一警護ジャパン・ランキング 3位
コードネーム:免許皆伝・バトルマスター

一警護の重要人物。燈の過去・膝丸神眼流ともつながる人物。火星終盤では救援側として関わり、地球編でも日本側の重要戦力。ジャパン・ランキング3位。

生存
染矢龍大(そめや たつひろ)
一警護ジャパン・ランキング 2位
コードネーム:神の血を持たぬ英雄

一警護の上位戦力。ジャパン・ランキング2位。地球編では火星編のマーズ・ランキング上位者のように、ジャパン・ランキング上位者が重要になっていく。

生存
本郷丈一(ほんごう じょういち)
一警護ジャパン・ランキング 6位
コードネーム:タイガーショット

一警護のメンバー。地球編で新たに目立ってくる日本側の戦力。一警護は燈だけでなくこうした強者が揃っている組織だ。

生存
日向強(ひゅうが つよし)
一警護
指揮・情報系

地球に潜むテラフォーマーへの対応で、一警護メンバーへ指示を出す側の人物。地球編では現場で戦う戦闘員だけでなく、指揮や情報を扱う人物も重要。

斉藤翔(さいとう しょう)
地球編序盤・情報
情報提供者

地球編序盤で重要な情報を残す人物。燈たちが残された端末と斉藤の情報をもとに敵のアジトを突き止め、舞台が人工島へ移るきっかけになる。

火星帰還組・関係者

ミッシェル・K・デイヴス
元ANNEX1第2班マーズ・ランキング 5位
M.O.手術:パラポネラ&バクダンオオアリ

火星編の中心人物。地球編でも燈とともに重要な立場。19〜20巻では中国機で脱出を試みる流れも出てくる。各勢力にとって価値のある存在。

生存
小町小吉(こまち しょうきち)
BUGS2生還者・元ANNEX1艦長
M.O.手術:大雀蜂

地球編が進むにつれて小吉を巡る動きが重要になっていく。火星の地獄を知る男として、地球編でも大きな存在感を持ち続ける。

生存

敵側・不穏な勢力

神奸達(スニーカーズ)
裏側の勢力
ニュートン一族・中国軍上層部・テラフォーマーが絡む

人間側の裏切りと利権の象徴。単純な一組織ではなく、複数の利害が絡む複合的な勢力。地球編をややこしくしている最大要因の一つ。

ニュートン一族
背景勢力
ジョセフ・G・ニュートン関連

火星編でも不穏だったが、地球編でも神奸達や各国の動きと絡みながら物語の裏側に大きく関わっていく。まだ底が見えない不穏な勢力。

地球編序盤の流れを整理

地球編序盤(18〜20巻)の大きな流れ
  • 火星から帰還して一年後、地球にはすでにテラフォーマーが潜んでいた
  • 燈は民間警備会社・一警護に所属し、地球に潜むテラフォーマーの捕獲・討伐に関わる
  • 東京の地下水路で、テラフォーマーの存在と敵側の動きが見えてくる
  • 斉藤の情報をもとに、燈たち一警護は敵のアジトを東シナ海の人工島と突き止める
  • 囚われた人々を救出するため、一警護とSPACIALsのメンバーが人工島で戦う
  • 神奸達の超技術が絡み、燈とミッシェルの脱出を阻む

地球編序盤は、火星編の後日談ではない。火星での戦いが終わったと思ったら、地球はすでに侵食されていた。これが地球編の始まりだ。地球編序盤は一警護が地球に潜むテラフォーマーを追う話であり、地下水路から人工島へと戦いが広がる話でもある。そして同時に、火星で終わったはずの戦争が地球で続いていることを示す話だ。

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