テラフォーマーズ地球編序盤を完全ネタバレで整理。火星帰還後に地球がすでに侵食されていた衝撃、一警護とは何か、地下水路から人工島へと広がる戦場を解説。

テラフォーマーズANNEX1編最終盤まとめ|火星大戦の終結と帰還を整理

テラフォーマーズ 備忘録シリーズ
06

テラフォーマーズ、話を忘れたので整理する⑥
ANNEX1編 最終盤

完全ネタバレあり火星大戦の終結劉翊武の過去帰還は次の地獄への入口
⚠ ネタバレ全開注意 このページは『テラフォーマーズ』を読んだことがある人向けの備忘録です。生死・能力・裏切り、全部書きます。まだ読んでいない方は今すぐ戻ってください。

前回の終盤では、燈の覚醒、九頭龍、地球側の危機の示唆まで整理した。火星での戦いは、もう単純な「人類 vs テラフォーマー」ではなくなっている。第4班の裏切り、ジョセフの不穏さ、九頭龍の介入、地球に広がるテラフォーマーの影。今回の最終盤では、その火星の大戦争がどのように終結へ向かっていくかを整理する。

大きな流れは、団結した幹部たちの戦い、マルコスたちの集合地点への突破、フロンティア・スピリット号による救援、火星とウイルスの謎、劉翊武の過去、そして大戦争の終結だ。

最終盤は、バラバラだった戦士たちが再び集まり始める

ANNEX1編の大きな特徴は、最初から最後まで分断され続けることだった。アネックス1号が襲撃され、各班が6手に分かれ、通信が途絶え、第4班が裏切り、燈とミッシェルが狙われ、九頭龍が出てくる。とにかくバラバラだ。

でも最終盤では、少しずつ生き残った戦士たちが同じ方向を向き始める。もちろん状況は最悪だ。テラフォーマーは押し寄せる、九頭龍は空から攻撃してくる、地球側の思惑も完全には解決していない。それでも、生き残った者たちは火星での戦いを終わらせるために動き出す。この「バラバラだったものが最後にもう一度つながる感じ」が最終盤の大きな見どころだ。

団結した幹部たちと燈、エヴァの戦い

15巻あたりで印象的なのが、幹部たちが並んで戦う場面だ。小町小吉、ミッシェル・K・デイヴス、シルヴェスター・アシモフ、劉翊武、ジョセフ・G・ニュートン。本来なら同じ目的でまとまれるメンバーではない。特に劉は第4班の裏切りの中心にいた人物だし、ジョセフも何を考えているかわからない。

それでも火星の最終局面では、目の前の脅威に対して戦わざるを得ない。仲間だから団結したというより、この状況で生き残るには今ここで戦うしかないという感じだ。信頼ではなく、状況が彼らを並び立たせている。これがテラフォーマーズらしい。少年漫画的な綺麗な共闘というより、もっとギリギリの共闘だ。

九頭龍の空からの攻撃が、さらに状況を悪化させる

最終盤では九頭龍の存在がかなり大きい。テラフォーマーだけでも大変なのに、さらに空から九頭龍が攻撃してくる。地上にはテラフォーマーの大群、空には九頭龍、人類側は消耗しきっている。普通に考えれば詰みだ。火星の戦士たちはすでに多くを失っている。第5班のアドルフ、多くのアネックス乗組員、満身創痍の残りのメンバー。それでもここで面白いのは、人間側が折れないところだ。もう勝つというより、帰るために戦う。生き残るために、最後の力を振り絞る。この感じが最終盤の熱さだ。

エヴァの存在がかなり重要になる

このあたりで、エヴァ・フロストの存在もかなり重要になる。第5班のメンバーで、M.O.手術はプラナリア、ランキング100位。でも再生能力という意味では非常に特殊な存在だ。アドルフの戦いが終わっても、その意思や影響はエヴァにつながっていく。テラフォーマーズは能力や意思の「継承」が何度も描かれる作品だが、エヴァはその流れの中にいる人物だ。死んだ人間のすべてがそこで終わるわけではないということを体現している。

マルコスたちは集合地点である海を目指す

一方でマルコスたちは集合地点である海を目指す。もちろん簡単には行かせてもらえない。大群のテラフォーマーが立ちはだかり、マルコスたちは正面突破を選ぶ。この「正面突破」という感じがマルコスらしい。アシダカグモの初速と攻撃力を持つキャラで、前に出るタイプだ。しかも彼はシーラの死を背負っている。失った仲間の分まで走る戦いとして見ると、この突破戦はかなり熱い。

救援船フロンティア・スピリット号

最終盤で状況を変えるのがフロンティア・スピリット号だ。火星に降り立った二人の戦士が、生き残ったクルーたちの救助にあたる。ここはかなり希望が見える場面だ。それまでANNEX1編は「逃げ場がない」話だった。でもフロンティア・スピリット号が来ることで、帰れる可能性が見えてくる。ただし当然、簡単には帰れない。九頭龍もいる、テラフォーマーもいる、救える者と救えない者が出てくる。希望が見えた瞬間に、また別の痛みが出てくる。これもテラフォーマーズらしい。

草間朝太郎とダン

フロンティア・スピリット号の救援側として草間朝太郎とダンが関わってくる。草間朝太郎は膝丸神眼流に関わる人物で、燈の過去ともつながる。ダンも救援側の戦力として登場する。単なる新キャラ投入ではなく、燈の過去、一警護、地球側の戦力がつながってくる。特に草間朝太郎は後の地球編でも重要になる人物なので、このタイミングで覚えておきたい。

小吉たちは「想像もしなかった衝撃の真実」と向き合う

激戦地に残った小町たちは、想像もしなかった真実と向き合うことになる。火星での戦いは単なるテラフォーマー駆除ではなかった。A・Eウイルス、火星の謎、テラフォーマーの進化、ラハブにつながる情報、そして人類側の思惑。これらが少しずつ一本につながっていく。ANNEX1最終盤は「とにかく生き残って帰る話」であると同時に、「火星とウイルスの謎が大きく動く話」でもある。

イワンの仮説2と、火星・ウイルスの謎

17巻の大きなポイントがイワンの語る仮説2だ。A・Eウイルスとは何なのか、火星とどう関係しているのか、テラフォーマーはなぜここまで進化したのか、人類は何を見落としていたのか。この作品は最初「火星に送ったゴキブリが進化した話」として始まった。でもANNEX1編を通して話はどんどん大きくなる。ウイルス、ラハブ、火星の過去、人類の進化に関わるような謎まで。SFとしてかなりスケールが広がっている。だからこそ久しぶりに読むと忘れる。

劉翊武の過去が明らかになる

17巻でもう一つ重要なのが劉翊武の過去だ。第4班の裏切りを中心に見ると、劉は完全に敵側の人物に見える。でも劉にも劉の背景がある。なぜその道を選んだのか、何を背負っていたのか、張明明との関係、中国側の事情、個人としての悲しみと決意。これが見えてくることで、劉は単なる悪役ではなくなる。もちろん、やったことが許されるかは別だ。でも彼は自分の国、自分の過去、自分の感情に縛られながら選ぶしかなかった人物として見えてくる。これがテラフォーマーズの面白いところで、敵側にも事情がある。ただし事情があるからといって救われるわけでもない。

帰還は勝利ではなく、次の地獄への入口

ANNEX1編の最終盤を整理していて一番強く思うのが、帰還は「勝利」ではないということだ。確かに生き残った者たちは帰る。貴重な戦果もある。A・Eウイルスや火星の謎に関する情報も得る。でも失ったものが大きすぎる。アドルフ、シーラ、多くの乗組員たち。しかも地球に戻っても平和ではない。すでにテラフォーマーは地球にいる。地球側の政治や利権も消えていない。ジョセフのような不穏な存在も残っている。

だから火星から帰ることはゴールではない。次の地獄への入口だ。助かった。でも何も終わっていない。むしろここから地球規模の戦争が本格的に始まる。

ANNEX1最終盤 登場人物まとめ

火星に残った幹部・中心人物

小町小吉(こまち しょうきち)
第1班班長・艦長マーズ・ランキング 3位同率
M.O.手術:大雀蜂

最終盤では激戦地に残り、仲間たちの生還と戦いの終結に向けて動く中心人物。BUGS2で仲間を失った男が100人規模の作戦を背負う重さがずっとある。

生存
ミッシェル・K・デイヴス
第2班班長マーズ・ランキング 5位
M.O.手術:パラポネラ&バクダンオオアリ

燈やエヴァとともに火星での激戦に関わり続ける。ANNEX1編全体を通して「BUGS2の過去」と「今の火星」をつなぐ存在。

生存
膝丸燈(ひざまる あかり)
第2班マーズ・ランキング 6位
M.O.手術:オオミノガ&華蟷螂

覚醒した状態で九頭龍の猛攻に立ち向かう。研究対象として狙われながら戦う主人公。BUGS2の奈々緒と張明明につながる存在として、火星編全体の因縁を背負っている。

生存
シルヴェスター・アシモフ
第3班班長マーズ・ランキング 3位同率
M.O.手術:タスマニアン・キング・クラブ

幹部の一人として火星での戦いに関わる。第3班の戦いを思い出す時はアシモフを軸にするとわかりやすい。

生存
劉翊武(リュウ・イーウー)
第4班班長マーズ・ランキング 44位
M.O.手術:ヒョウモンダコ

裏切りの中心人物でありながら、最終盤では過去も明らかになる。単なる悪役ではない。張明明との関係も含めて、BUGS2とANNEX1をつなぐ人物の一人。

死亡
ジョセフ・G・ニュートン
第6班班長マーズ・ランキング 1位
M.O.手術:不明

最終盤でも不穏さは消えない。強すぎる。余裕がありすぎる。何を考えているかわからない。火星編が終わっても彼の存在は物語に大きく影を落とす。

生存

救援側

草間朝太郎(くさま あさたろう)
フロンティア・スピリット号
膝丸神眼流 / 一警護

燈の過去に関係する人物で、救援側として火星に降り立つ。後の地球編でも重要になる人物なので、このタイミングで名前を覚えておきたい。

生存地球編へ続く

集合地点へ向かう側

マルコス・E・ガルシア
第1班マーズ・ランキング 9位
M.O.手術:アシダカグモ

集合地点の海を目指し、テラフォーマーの大群に正面突破を挑む。シーラの死を背負いながら走り続ける人物。

生存
エヴァ・フロスト
第5班マーズ・ランキング 100位
M.O.手術:プラナリア

アドルフの意思を受け継ぐ存在として重要になる。再生能力と継承というテラフォーマーズの大きなテーマを体現するキャラ。

生存

ANNEX1最終盤の流れを整理

ANNEX1最終盤の大きな流れ
  • 団結した幹部たちと燈・エヴァが押し寄せるテラフォーマーと九頭龍に立ち向かう
  • マルコスたちが集合地点の海を目指し、テラフォーマーの大群に正面突破を挑む
  • フロンティア・スピリット号から草間朝太郎らが降り立ち、生存者救助にあたる
  • 小町たちは激戦地で火星とウイルスにまつわる衝撃の真実と向き合う
  • イワンの仮説2によって、火星とウイルスの謎が少しずつ紐解かれる
  • 劉翊武の過去が明らかになり、彼が選んだ道の意味も見えてくる
  • 多くの犠牲と戦果を残して、火星での大戦争は終結へ向かう

ANNEX1編は、火星での戦いとしては終わりへ向かう。でも物語そのものは終わらない。むしろ次の舞台は地球へ移る。火星で終わるはずだった戦争は、地球で続いていく。これがANNEX1編の本当の怖さだと思う。

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